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Sサイズのシニア主婦です。

「年金暮らし」という看板

 

 

年金暮らしを始めて間もなく3年になります。

年金暮らしという響きは、ちょっと寂しく聞こえます。

「お金がなさそう」「家の中が暗そう」など。

確かに現役の時に比べれば収入は減り、子供がいても独立して夫婦2人暮しやあるいはおひとり様など、年金暮らし家庭の人数は1人か2人の場合がほとんど。

また加齢による健康不安も加速します。

私も骨粗鬆症脂質異常症の薬をここ数年飲んでいるので、定期的に通院している状況です。

収入の減少、少人数住まい、加齢による健康不安などこれだけ並べれば、年金暮らしはやはり寂しい…

ところがそんな年金暮らしを始めて、「おやっ」と気づいたことがあります。それは収入が減っているにもかかわらず、「生活が楽になった」という実感です。

交際費は等身大の範囲で

具体的には家計簿でいう「交際費」の減少が、このことを物語ります。

「交際費」というのは予算の立てにくい費目で、お中元、お歳暮などの季節の挨拶の他に、お祝いやお餞別、冠婚葬祭など臨時に出費することが多いものです。

またその際の金額には、一般的な相場があったり相手との関係性が影響したりで、結構わが家も周りを気にして、支出していました。

こんなふうに、「交際費」は他の費目と違って、社会との関係があり、家計簿上で簡単に節約することは難しいのです。

そのため金額のかさんだ「交際費」は「特別費」に分類するなど、ボーナスが支給されていた頃にはできたことでした。

ですが年金暮らしはボーナスがありません。「特別費」は預貯金の取り崩しになりますから、老後の心配につながります。

ですから長年一般的な相場で支出していた「交際費」あるいは時に「特別費」を、「等身大の範囲で」と意識するようになりました。

生活が楽になった理由

しばらくは退職して年金暮らしに入っても、これまでのお付き合いを大切にしようと、収入が減少しているのに見栄を張ってお祝いを出したりすることもありました。

でももう年金暮らしも3年目。
社会への見栄もそぎおとされてきました。

先日もお付き合いで長年習慣となっていた寄付なども、「うちは年金暮らしなので」とやんわり言葉を添えて、減額してお渡ししました。

「交際費」がスリムになり、人との関係性がライトになりました。

人との関係性が希薄になることは寂しい、と考える方もいらっしゃるとは思いますが、私は精神的解放感を感じ、

生活が楽になった」と実感したのです。

家計の支出を減らせれば達成感や満足感を得られますが、「交際費」を減少したことは、さらに私に世間のしがらみからの解放感をプラスしてくれたのです。

そのきっかけが「年金暮らし」。

「年金暮らし」という看板。

案外、ラクに楽しく生活できます。